【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(キャラ編)

キャラ別です。
他校はまとめてます。ごめんなぁー。

 

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備忘録編【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(備忘録編) - そめてそまる

 

・三橋
良かったです!髪色も良かったけど、演技もほんっとうに良かった!髪色変えないままでも、きっと三橋に見えてたと思う。セリフの改変もなかったし。全通したお友達に話を聞いたら、氷鬼が原因で角材ワインドアップ失敗してたらしくて、なにそれかわいい。声も代永さんって特徴あるし喋り方も独特だから、アニメに親しんじゃった原作ファンとしては不安材料でしたが、全然違和感なくって。蓋を開けてみれば大正解なキャスティングでした。三橋ってぼそぼそ喋るキャラだから、舞台用の声量であのセリフは、相当に難しかったと思います。なんか特述するほど気になるところがないな…。本当に大役をこなしてくれたです。縮こまる三橋、かわいかったぁ~。

 

・阿部
アドリブ?というか、セリフアレンジが多かった。まあモノローグ多いしたぶんセリフ一番あるし、やりやすいようにやってくれて良いんだけど。瞑想のときや篠岡レポートのときめっちゃ篠岡に絡みにいくし、沖にも絡むし、なんか原作とはかけ離れた綺麗な阿部隆也だった笑。でもでも!アドリブ以外はすごく阿部でした。①入部シーンの猫被ってるとき②合宿③榛名さん④捕手やってるとき。このそれぞれが、それぞれちゃんと阿部隆也らしくて良かったです!①のときって、原作でもめっちゃ爽やかで三橋に優しいから、猪野さんの優しい笑顔で「投げてみない?」「補欠だったの?」「なんだレギュラー?」って、こんなの言われたら女だったら惚れるわ。このときのお顔、すっごく綺麗だった。2列目から間近で見れたんですけど、阿部が超好青年だった笑!でも合宿シーンでモモカンに対抗するときの「こいつはこのままでいいんです!」はかっこよかったし、榛名さんへの「こっちも団体行動なんで」はそっぽ向いた猫みたいでかわいいし、キャッチャーマスクしたらもろ阿部隆也まんまだったし、「オレがホームっつったらホームだ!二度と逆らうな!」がすごく良かった!!

 

・花井
驚くほど一切の違和感がなくて、逆に注目する機会を失ってしまった。アドリブもちゃんとキャラを大切にいたアドリブしかしなかったので好印象です。喋り方、細かい口調まで、アニメをよく聞き込んできたか!?ってくらい忠実でした。私が再現してほしかった抽選会&開会式がカットされてしまって残念。しかしながら、「白又さんが演じてる花井」じゃなくて、「白又さんが花井」と言えました。脚本においても演出においても演技においても解釈違いが一切なかったです。田島に対する「お前は特殊!」のツッコミが何度聞いても理想通りでした。

 

・田島
演出による解釈違いが一部ありましたが、俳優さんの演技はとてもよかったです。アクロバットすごかった。全体編で「やりすぎ」みたいなことを書きましたが、やりすぎていた分、「努力の賜物だろ。真似はできないよ」「これでオレの打席もう…」が光ってました。良かったです。「努力の賜物だろ」は、公演を経るごとにブラッシュアップされていったらしいですね(全通した友人によると、最初の方はへらへらしてたらしい)。そうやってキャラに近づく努力をしているとわかるだけでも好印象。演出上の解釈違いは否めないキャラでしたが、全体としてうまくまとめてくれたと思います。逆に演出上で褒めたいのは指三本分ズラして打つときのスローモーション!かっこよかった!あーそうだ、あと、キャラビジュ公開時の動画で「フォームを綺麗にしたい」と言ってたじゃないですか、その通りで、田島がバット構えるときピシッ!となっててかっこよかったです。ほかのキャラは大体、バット構えてから体が動くんだけど、田島は動かないんですよね。そのへん原作らしくあったと思います。

 

・栄口
竹鼻さん本人がキャラビジュ動画でも言っていた通り、笑顔が素敵なムードメーカーでした!「手の感覚戻して、足場固めるんだって、わかったよな(素敵な笑顔)」これは栄口クラスタじゃなくても惚れるでしょー!というか原作ではそんなに気にならなかったシーン(あ~やっぱ栄口いい子だな~くらいの印象)だったんだけど、舞台で観たら「え…栄口超優しい…」ってなってしまって良い意味で動揺しました。あと阿部と三橋の「二度と逆らうな」のシーンでも、セリフはなかったけど素敵な笑顔でぽんっと三橋を励ましてて、栄口の真性を見出した…って境地でした。栄口は優しい。その認識はあったけど、「優しいけど、私好みの優しさじゃないというか~、西広の優しさの方が私は好き~」ってチャラチャラしてたんで…栄口の優しさの深さにやっと気づいたよ…。栄口、こりゃモテるわ。

 

・泉
浜田不在&教室シーンが完全にカットされてしまったために出番がなくなってしまった不遇のキャラ…。せっかく良いキャストさんなのに、もったいなかったです。原作でも三星戦の頃って泉と沖が性格入れ替わってるので、大事なところは沖に持っていかれた感じ。見せ場としては桐青戦、1番打席だし、フライも取るしでいっぱい活躍するんですが、なんかスルスルっと流れて行ってしまい、泉はちゃんと舞台上にいるのに他キャラに注目を取られていた…ような。せめて「泉はっえー!」のセリフは入れてほしかったなあ。(もしかしたら私の聞き漏らしかもしれない)「とってやるぜ三橋!」はスローモーションになってて、すっごくかっこよかった!それから入部シーンで泉ブランドが再現されてた。似合ってた安川さん笑!やっぱり顔がいいから泉役でよかった~。泉はイケメンじゃないとね。あとはね、そうね、カーテンコールでレス貰ったってだけで軽率に好感度爆上げしますね。地下アイドル界隈の人間なので。

 

・水谷
よかった!よかった!!すっごいよかった!!ツイッターの内容もすごくおお振り愛、水谷愛があるし、アドリブも上手いし、湯本さんのお人柄の良さがツイッターからにじみ出てくる!!おお振りとか水谷とか関係なく、俳優さんの「人柄」に惚れて、今後も応援したいなって思いました。欲を言うなら三星戦で、三橋が田島と一緒にベンチに戻ったとき「なんだよもー心配したよ」の流れで「オレがフライ落としたからだと思ったぞー」って加えてほしかったなー!笑!それから実況も良かったです。「(3回表は)0点!」「(3回裏も)0点!」みたいなことを言うときにメチャクチャ悔しがっててかわいかった。

 

・巣山
ダンスめっちゃバリバリキレキレで笑った。すごーい。何かやってた人なのかな?とパンフを見たら劇団四季だって!!ほんと、第一印象感想のときも書いたけど、巣山役に収まるにはもったいなさすぎる役者さんだよ…。巣山は三星戦でも桐青戦でもそれなりに活躍するけど、原作でも「ちゃっかり塁に出てる」って感じのモブなので、、ごめんなさい、試合中ほとんど実況席を見ていた私は、巣山の活躍をあまり見ることができなかった。でも巣山が実況席に来ると、元木さん意味わからんくらい足が長くて、すぐ「あ、今度は巣山だ」ってわかりました笑。

 

・沖
原作でも、沖が小心者って設定になったのは崎玉観戦時からなんですよね。逆に三星戦では初試合なのにけっこう田島並みにおちゃらけてるコマが多いんです。だから今回の舞台の沖は、三星戦時の沖をそのまま桐青戦まで維持した世界線だったんだと思います。そう思うと、全部受け入れられます。篠岡とめっちゃ仲良しだし、モモカンからもめっちゃ絡まれてるし、キャストさんの発声がすごく腹式呼吸上手で、全然気弱感がしなかった。これはこれで演劇らしくて良かったです。(ある意味、三橋のあのキョドリを舞台で再現した西銘さんがすごすぎ)。

 

・西広
夢のようでした。立ち居振る舞い、身振り手振り素振り、セリフがないところでの表情、仕草、喋り方(セリフそんなないけど)、笑顔、すべて理想通りでした。回れ回れー!の腕回しがないのが残念だったけど、私が世界一かっこいいと思ってるあの「両手を顔に当てて応援している」ポーズ。カラ鉄のカードにも採用されてるアレですね。f:id:rainysteria:20180212161950j:image

これね。これをダンスでのポージングで採用してくれたり、ベンチでの応援時に他のキャラは片手だけど西広だけは必ず両手使ってくれたりして。本当にありがたかったです。実況も、声の張りと勢いがすごく良くて、桐青戦の最後の「アウトー!」は、ほんと、試合内容じゃなくて亀井さんの声で泣きそうになった。

それから。ダンスのとき上手端から下手に移動するとき走って移動するんですけど、その走り方が前傾姿勢で超超超かっこよかった。伝われ。あとね、桐青戦の途中、端の方で三橋に耳温計やってたのが超かわいかった!

 

・モモカン
キャラビジュ動画で一番不安になったモモカンでしたが、とってもとっても良かったです!不安だった喋り方もちゃんとモモカンらしくなってました。初日公演のときは、ちょっと男勝り感出しすぎ?股開いて…と思ったんですが、10日はそれが改善されてて良かった。あとは10日のアドリブがめちゃ面白かったです。あとはまあ、演出の問題なんだけど、シガポのことを志賀ァ!って呼ぶのはキャラとしてはどうかと思った。でもこれは脚本の小ネタだから許容範囲。それと個人的にちょこっとだけ気になったのは、合宿の「あなたを嫌ってたチームメイトたちとね~~!」のセリフのあと、高笑いしながら三橋を指差すのが、解釈違いというか、うわまじか、となった。漫画ではコマの関係で顔しか描かれていないので、別に気にするところではないんですが、いくら三橋を煽るにしても、そんな高笑い&指差しなんてするか~?と…思った…けど、こんなところ気にするのは私だけかも。

 

・篠岡
キャラ改変を受け入れてしまえば、すっごく良くって、安心して見られて、しかもかわいかったです!抽選会以降に浜田要素を含んで改変されるだけなので、篠岡初登場シーンはまんま原作通りのしのーかでした。独壇場が2回もあって、声もいいい動きもいいし、まさしくこれぞ演劇の本質!でした。篠岡というキャラクター性よりも、舞台進行役としての活躍が大きく、しのーかとしての感想はあまりないんですが…、もし髪切らないままの姿でキャラ改変されてたら絶対にしのーかにはならなかったので、髪切ってもらえてよかったです。キャラがどうこうより澤田さんがかわいいから好感持てました。ダンスもめちゃくちゃ上手だった。これからも応援したいキャストさんです。

 

・シガポ/桐青監督
良かったです。腹式呼吸がすごかった。合宿でワインドアップ用の角材を持ってくる役をしたんですけど、きょとんとする三橋をよそに、舞台中央にドンッと角材を置いて(ドンッ)(キリッ)「角材です」(ドヤァッ)の拍の取り方が最高でした笑。桐青監督としてはちょっと解釈違いもありましたが…。

 

他校は…まとめます。
・高瀬さんの「やっと目ェ覚めました」の間の取り方が違和感しかない笑。そんな…「with」「B」みたいな切り方で「やっと目ェ」「覚めました」(ドヤァ)って…うーんなんか違う。理想としては(一拍置いてから)(キリッ)「やっと目ェ覚めました」(ドヤァ)って感じでやってほしかった!私そんなに高瀬さんにこだわりあるわけではないけども!

・秋丸の秋丸としての出番がなさすぎて驚く。あんなに秋丸っぽいのにもったいなーい。

・榛名さんがカグさんを「中学生」ってバカにしたのは解釈違いも甚だしい。って思ったけど、全通した友達いわく、それを言ったのは初日公演だけだったらしくて、安心しました。

・加具山役の山ノ井、織田役の青木、叶役の真柴?松永?(わからない)は背格好があってて良い感じだったが、畠役の本山はちょっと無理がある。本山って、ファンの間で開脚王子って呼ばれてるひょろってした人でしょ?仕方がないにしても、さすがに残酷すぎた。

・慎吾さんは可もなく不可もなく、演技も慎吾さんらしくスマートでした。髪の毛似せてくれたらもっと良かったかなぁ。

・叶役の真修さんが最高級にイケメン。人間国宝。イケメンっていうか美少年。2列目席のとき、マウンドが真正面だったから三星戦でそのお顔を間近で見れてとても眼福だった。叶の投球フォームってちょっと独特なんだけど、ばっちり完コピされてて素晴らしかったです。

・畠役は悪役だったけど、きっちり演じてくれてありがとうございます。三星組、舞台上でもツイッターの写真でも仲良しで、良かった。ほっこり。ダンスシーンの三星3人での組体操とか、叶の後ろからひょこって顔を出す畠とか、ユニークだった!

・織田役と青木役で完璧な演技をしてくれた鶏冠井さん。アドリブで笑いだしてセリフ言えなくなっちゃうくらい笑いのツボ浅いの好感度増しです。笑。

・和さん役、第一印象でプロ野球選手にしか見えないって書いたけど、桐青監督の存在のおかげで相対的に若くなり、良いキャプテンになっていたと思います。よかった!

・ラスト、桐青から西浦へのエールがあったあと、ずっと肩落としてメソメソしてる高瀬さんを起き上がらせて袖に戻っていく和さんがかっこよかった。脱力してる高瀬さんの演技力もとてもよかった!


グッズは、お譲りいただいた西広缶バッチ、西広色紙。自分で購入したパンフレットと西広ブロマイド。西広…えへへかわいい。パンフがとても良いパンフだったんでずっと眺めてるんですけど、彼ら、大体私と同年代なんですね。90年代生まれ。三次元に換算するとこれくらいの年齢になるという事実が公式になったから夢女子としてはとても気分が良いです。

 

それはさておき!
いろいろと思うところ感じたところはありますが、私個人としてはとても良い舞台でした。たくさん「解釈違い」って書いたけど、それを補って余りあるだけの魅力が詰まっていました。ありがとうございました。

 

あと、このブログはあくまで個人の感想です。