観に行ったのは14日、15日、16日両方、24日千秋楽の計5回です。
平日を丸々見ていないので、演技とか演出とかちょっと異なる部分もあるかも。
これまでと同じく、良かった部分も気になった部分も忌憚なく書いていきます。
目線としては「原作ファン」です。俳優さんを比較するような書き方もします。見たくない人は見ないでね。
あと、できたら初演時と夏大編時の感想を先に読んでもらえると、諸々の誤解を防げるかもしれません。
【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(全体編) - そめてそまる
【舞台】おお振り(夏大編)振りステ 感想(全体編) - そめてそまる
記事畳んでおきます。
あと、先に謝っておきます、文章もレイアウトも取っ散らかっててすみません。
■初演の再演について
前と比べて、違う点はたくさんありました。阿部とモモカンと田島と沖と巣山は新しい人だし、ここからブラッシュアップされてる部分もたくさんありました。
▼2018年の初演の感想
【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(全体編) - そめてそまる
【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(キャラ編) - そめてそまる
【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(備忘録編) - そめてそまる
これと同じ通りにやるはずがない。演劇はナマモノで、新キャストがいて、続投キャストだって成長しているし、経験値を積み、新しい技術や表現を覚えてきます。
だから、前より良いものにしなきゃいけない。そのプレッシャーもあったと思います。
そんな今回、初演時に気になったアドリブがほとんど無くなって、原作に忠実なキャラ作りとセリフ回し。阿部の俳優依存なアドリブもなく、沖も沖らしくなり、篠岡も乱暴な発言はなくなり、桐青監督もマイルドになり、柊?の前髪フッもなくなり、全体的に完成度が高くなっていました。(その分新たな追加要素もあったけど、不満は一切なかった)
ただ、どうしても「再演の」西広は受け入れられませんでした。
2018年初演時、夏大編時、西広は、それはもう理想の西広でした。原作通りで、理想通りで、私の夢から出てきたかのような西広でした。
今回やった三星戦桐青戦の西広は、「強くてニューゲーム」な西広でした。夏大を体験した西広が、経験値そのままに三星戦桐青戦をやり直している。
全ッッッ然初心者らしさがなくて、全ッッッ然入部時の初対面感もなくて、他の西浦勢に「自分わかってます」って態度で接してて、試合中もベンチで堂々と、まるで監督かコーチかという振る舞いで声かけしながら立っていました。
感想記事に、当時の私が書いた一文。
入部シーンの西広ほとんど棒立ちなのわかり手すぎてほんと理想の西広で最高だった(【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(備忘録編) - そめてそまる)
これとは真逆。今回、立ち居振る舞いが過剰で。わかりやすく説明すると、三橋や阿部が喋ってる後ろで「わかる」「ほんとそれ」「やれやれ」って大きく頷いたり。(あくまでこんな感じだったという例です)
試合中も、初演時は野球の勝手を知らない初心者らしく「がんばれー!」だったのが、今回は野次のように「いけー!」「うてよー!」「ナイスナイス!!」って感じになっていた。実際にナイスナイス言ってたわけじゃなくて囃子のバリエーションが増えた、という意味ね。
そりゃ「野球の試合の応援」としては自然な演技かもしれないけど、これじゃ西広にはならないんです。
俳優さん本人が、この2年で「俳優として」成長したんだと思います。ARCの兼役はとても良かったです。
でもその結果、西広役を演じるに大切だった「初心者らしさ」はなりました。
振りステ再演、舞台にいたのは西広ではなく「亀井さん」本人でした。
「夏大を経験した西広を演じたことがある亀井さん」でした。
だから秋大編についてはそれほど文句ないんです。秋大編ではナイスナイス言っててもいいんです。秋大編の西広は、夏大で三振&新人戦レギュラー&甲子園目標設定を経験した後の西広だから。でも、三星戦桐青戦については、「経験のない状態に戻る」ことをしてほしかったです。
過去記事でも文句を言った、HP掲載のキャラクター紹介の写真の西広。
「頭の後ろで両手を組んで、胸を張って背筋を伸ばし、ニヤリと口元を吊り上げ、自信満々で挑発的な表情をしている。」
この描写で西広辰太郎なワケないだろう。
ルフィかナルトにでも成りきってんのか。
もう本当に頭にきた。だれがポーズ指定したのかしらんけど。
前回も前々回も最高のキャラクター写真だったのに。
半分以上キャス変があった他校はすごく良かったです!やはり今回は武蔵野にスポットが当たるからか、武蔵野は特に素晴らしかったです。
それから過去記事でこんなことを言いましたが
だって仮にこれがアニメだとして、2期カットで1期と3期だけ放送するって考えたら違和感すぎない???ストーリー的にはそんなに影響ないのかもしれないけど、観る側としては夏大の敗北があって秋大編に移行したいよねぇ。(【舞台】キャスト先行&ぴあ先行・当落 / 座席ガチャについて - そめてそまる)
今回の再演は「あの感動をもう一度」のためじゃない……「武蔵野バッテリーの成長を描くための再演」だったんですね。
もはやアニメ化できない武蔵野戦をなんとかメディアミックスさせるために演劇化したと言っても過言ではない、2年がかりの企画だったのでは?と思ってしまう完成度の高さ。
初演で秋丸の出番があまりにも無さすぎるから「いなくても浜田みたいになんとかなるのでは…」と思っていたのだけど、武蔵野戦まで舞台化するシナリオがあったから初演にあんなチョイ役の秋丸のシーンを作ったのか?ってくらいピースが嵌っていく。
再演・秋大編ひっくるめて「武蔵野編」!!してやられたぜ!!
◾️2018年初演時との比較
・西広
個人的に変えられちゃって悲しかったのは、西広の「リーリーリー」がなかったこと、西広の「三橋がサードランナー!」が水谷のセリフになってしまったこと、高瀬のモーション盗んだ~って一連の流れがなくて西広の背中こねくり回すシーンもなかったこと。(【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(全体編) - そめてそまる)
前回水谷に取られたセリフ「三橋がサードランナー!」が西広に。
三星戦の「ちゃんと水分取れよっ」ってのは2018年時にもあったっけ?覚えてないな…。増えた?
これ、役者として成長したからセリフ増やしてもらえたみたいなそういう世界なのだろうか?それともアンケートで要望が多かったとかなの?
あとこれ。
合宿シーンで全員黒のアンダーシャツを着てるんですが、3組コンビだけシャツインしてて超〜〜かわいかった!!わかってるじゃん!!かわいい〜〜!!(【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(全体編) - そめてそまる)
今回の西広はシャツ出してた。そういうとこやぞ、初々しさのなさ。
・田島
田島よかった!!!!!
これぞ三星戦桐青戦で求める田島像でした。
2018年初演の感想に書いたような田島に対しての不満をすべて解消してくれました。
ちょっとやりすぎ感。アホだけどガキじゃないんだよ田島は。「越境!?外人部隊だカッケー!」的なセリフ、舞台の田島は「外人部隊だカッケーwwwwうひょーwww」って感じでした。言いながら三橋を指差して走り回る。イメージとしては「外人部隊だカッケー!(キラキラした瞳と大袈裟なリアクション)」くらいで、三橋を笑うんじゃなくてスゲー!って思うような言い方が理想だった。
それからリラックスの話のとき。原作と違ってシガポとしのーか2人だけでリラックスってなんだろう?のくだりをやったんですが、ここで田島が「リラックスぅ~」って言いながら袖から出てきて笑わせるシーンがあり、これがウケ狙いすぎで全然田島のイメージと一致しなかったので一人だけ真顔になりました。
初日公演で「箸上手wwwww」って感じだったのがすごく気になったんですが、(【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(全体編) - そめてそまる)
このあたりすべて文句無し!!の素晴らしい田島でした。「真似はできないよ」も良かったし、「打てなかった球ないもんね」「ほらねー!」も、とにかく良かった。
春大観戦時にぺたーってなるのとか、指ふたつ分ズラして打つとか、そういう身体の動かし方は納谷くん上手だったなとかあるけど。別に優劣つけるものでもない、私個人の好みとしては、って話です。とにかくすべてが「自然な田島」でした。
・沖
2018年初演時はこう書いたけど、
だから今回の舞台の沖は、三星戦時の沖をそのまま桐青戦まで維持した世界線だったんだと思います。(【舞台】おお振り舞台振りステ 感想(全体編) - そめてそまる)
小心者という設定が追加された夏大編の沖を先に演じた中村嘉惟人さんはちゃんとその設定を維持して過去に戻ってくれた♡
思えば初演の関根さんと今回の西広は同じ感想なんだ。役者としての性能は良い、ゆえのキャラ崩壊、というところの。ちゃんとやることやった、その解釈の末。それはわかってるよ。
沖のキャラ崩壊は目をつぶれたけど西広のキャラ崩壊は受け入れられず目を背けてしまったのは、私のキャラ贔屓の問題で。西広に興味ない人からすれば、今回も何も違和感のない「おお振り」になったんだと思う。
初演時と比較して大きく気になった部分はこのくらいかな?
三橋花井栄口水谷シガポ篠岡は前回同様に素晴らしかったし、阿部とモモカンと沖は夏大編から安定の安心感、新規の田島は語った通りで、巣山は…キャラとは関係ないけど個人的に俳優ファンになった。西広は、私が西広に求めすぎなんだと思う。俳優さんのレベルは高くなってた、それは確か。
◾️秋大編(ダンス)
OPもEDも、曲が流れてモモカンの掛け声→円陣組む形になって花井の掛け声→「おー!」→ダンススタート。という構成がカッコイイ!!
秋大編の西広はそこまで不満ないのでダンスもがっつり見てたよ!!でも巣山も追った!!!あと沖が最高にかっこいい!!!!!!
途中の、三橋をみんなで囲うところの振り付けがとーーーーっても好き!!そこだけ繰り返して観ていたいからDVD買った。
背番号10番がグッとくる。西広の背中好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。西ひだは蹴りたい背中するからね。(わかる人にだけわかれ)
沖と田島が高くジャンプ(海老反りみたいな)するとこめちゃくちゃかっこいい………。
男性(例えばアイドルとか、パフォーマンス集団とか)のダンスに魅力を感じないんです。(インタビューの感想と舞台1週間前の心境 - そめてそまる)
2.5次元を観たことない当時の私、こんなこと言ってるけど笑笑笑。オタクちょろすぎるよー!中村嘉惟人さん好きだーー!!
◾️秋大編(本編)
西広の三振からスタート。
ここの西広はすごく良かった。盛り上がりの積み重ねも何も無しに、いきなりクライマックスからの再現でよくあそこまでボルテージ最高潮にできるなと思いました。音楽、ライト、演出もさることながら、三橋と西広の演技が素晴らしかったからだと思います。2018年の秋の感動が蘇る。(西広のバッティングフォーム良くなりすぎてて全然三振しそうになかったけど笑)
その後の花井と田島の掛け合いもアニメを見ているようでした。背丈が完璧すぎるし、とにかく田島がすごい!
目標設定シーンは白紙が配られ、毎回ちゃんと実際に書く。栄口やってることは原作通りなのに笑いどころに変えてて面白かった。そうそう、こういう笑いが欲しいんだよ!
西広の「思ったこと言った方がいいよ」は無かった。けど「田島にとっては現実味があることなんだよ」と解説していて、これは原作だと巣山のセリフ。前回は水谷にセリフ取られてたのに、今回は巣山のセリフを取っちゃうなんて、成長したなぁ〜。
でも、西広が言うセリフとして違和感なかったから良かったな。今回はほんと「変な改変」が全然無かった。
展開前後しますが、
合宿シーンで毎回恒例のしのーか練習レポート。猪野さんがいないから変なアドリブもなく平和。(猪野さんいても今回阿部怪我中の合宿だから何もなかったと思うが)
エロ話も原作通りにあったが、ここはちょっと西広について解釈違いが1点。
泉の琵琶湖の話が始まった瞬間、西広役が腹を抱えて地面に横たわって大笑い。
ちっっっがーーーーう!!!!!西広はエロに対してそんな反応しない!!!!もっとムッツリスケベでしょ!!!!、!
これは私が西広贔屓だからではなくないか???さすがに全員の「西広先生」への世間一般の共通イメージじゃないのか????
「白人系とか」もそんな堂々と楽しそうに言うんじゃない。照れ照れしながら言ってほしい。って主張したいけど……これは演劇の演出上の問題だよね。仕方ない。わかってます。
夏大の抽選会カットだったから秋大もカットかと思いきや、抽選会から文化祭、甲子園見学までシナリオに組み込まれていた。驚き。
「今が文化祭の真っ最中とは思えないね」は西広のセリフのはずが、別の誰かが言ってたような。セリフの配分ってどうやって決めてんだろ…。
・甲子園編はなしってことでいいよね?
・西広のキャッチャー練習&暗算シーンもないってことで良いよね??????良いよね??????(【舞台】おお振り舞台続編の続編!? - そめてそまる)
さすがにキャッチャー練習も暗算もなかった。笑。
合宿中の勉強時間に西広だけが起きてるっていうオリジナル展開があったけど。これはまあ…そうね。西広は起きてるだろう。そこに解釈違いはない。シガポに抱きつくのも演出上の都合だし。
あえて言うなら花井も栄口も沖も巣山も起きてるだろ…というか別に誰も寝ないだろ…って感じ。モモカンが1秒たりとも無駄にしない!集中力あげるチャンス!と力説した矢先だよ。原作でも意外とちゃんと起きてるって単行本裏か何かに書かれていたような。でもこんなマジレスしてても面白くないしね。演出上の都合ということで。
で、甲子園見学はあったけどその後の合宿はなかった。グッズに利央がいたから(ほんと謎)サプライズで利央&高瀬が出てくるかな?と予想した……けど出てこなかった笑。
「たった1人の選手」についてなかなかがっつり掘り下げた印象。花井の恋愛感情的な側面は省略して「甲子園優勝は監督含めた全員の目標」の方の意味合いの協調だったけど。
つーか16巻あたりの水谷→篠岡→阿部発覚、21巻あたりの花井の煮え切らない感じ…までの展開が早くて、さらに今本誌があんな感じだから…なんというか、懐かしい話をしているようで、でもタイムリーで、16巻から21巻までの期間が作中は短いけど実際は長かったし、21巻って割と最近と思いきや4,5年前!?って感覚が混乱してくるしで、なんだか脳内で時空の乱れが起きてた。笑。
あと合宿の朝ごはんのくだりは全体的に面白かった。西銘くんと澤田さんのペアいいわあ~~~。
ARC対武蔵野。の、観戦。
観戦席には三橋、阿部、モモカン、栄口、田島、花井だけ残り、他は他校モブへ。(篠岡はウグイス)実況は栄口・田島・花井が担当。田島と花井が実況するのは初めてだよね。なかなか新鮮だった。
湯本さん帽子やヘルメット被らないから水谷が武蔵野のユニフォーム着てるようにしか見えなくて笑った。
亀井さんはARCの5番と7番をやってた。
かなり様になってました。スライディングも。バッティングの姿勢も。気合の入れ方も。野球できる上級生って感じだった。最初、河合さん高瀬さん慎吾さんのだれかが兼役してるのかと思ったくらい、上級生らしさ&野球上手い感が出てた。
こういう兼役をやったのも、西広の初心者らしさが失われた原因のひとつなのだと思う。
ARCといえばキャラクターはヨシさん、太田川、塩入くらいしか印象がないのですが、スッと俳優さんが役に馴染んで見られました。
太田川役やったの誰だったんだろ?と思ってたら…慎吾さん!?!!!??マジ!!!??って驚いたよ。
太田川、漫画だとムフムフ言ってて顔も特徴的で、「漫画専用キャラ」ってイメージが強いのだけど(あと「シュポーッ」が印象強すぎてそういうキャラのイメージになってしまった…)、なかなかキャラ付けが適量で素晴らしかったです。「ムッフー!」をやりすぎず、でもウザくない程度に挟み込んできていて。物語の邪魔をしなかったというか。ARCは音声化されてないから、ここまでキャラを煮詰めるの、めちゃくちゃ漫画を読み込んでくれたんだと思います。松本さん評価うなぎのぼり!!!
ヨシさんも良かった~~~漫画だと怖いキャラってイメージだったんだけど(個人的にロカさんより怖い…)、飴と鞭を使い分ける、怖いけど慕われる先輩、の塩梅が素晴らしかった。畠役の吉田さんについては別記事でがっつり書きます!!
塩入の青森弁とその掛け合いも笑いを生み出してた。原作通りなんだよね。だからこそ良い。俳優さんありきの笑いは不要だよ。アニメ化されてない部分だから尚更。
これを新しい媒体で見れて感激。やっぱ面白いよねおお振り。このへん西広出てこないから割と読み飛ばしてるところ多くて、試合内容も展開も記憶が薄いんだけど、すごく面白かった。
武蔵野が負けたところ、ここ泣きポイント。まさか西広三振以外で泣きポイントがあるとは…。
榛名さんの「オレが一人で点取られたんだあんたらは負けてねぇ」みたいなセリフ、心が震えてしまったよ。カグヤンの「自分に夢、見てるか」みたいなセリフ、みぞおちに響く感じで。大河の「自分のための練習は全然つらくねぇんだぞ」みたいなセリフは涙がこみあげてきて、それを飲み込んだら咳が出た。(ごめんなさい)
そして私がこんなに感動して心動かされているのに、秋丸は感化されない。町田先輩たちがしきりに言う「榛名に触発されないのか?」が、もはや観客の代弁。という追体験まで。
アニメ3期待機~なんて話が出るたびに「武蔵野編になってしまうから」という揶揄があるけれど、武蔵野編をアニメ化、アリやん!ってなった。もしかしたらこの舞台が評判良ければワンチャンあるかもしれないね。
このへんの記事で書いたけど「3期は企画されていて、そのための市場調査」としてMBSアニメフェスとかBDBOXとか舞台化とかがされている気がする。予想だけど。
話を舞台に戻して。
阿部と三橋が、試合後に榛名秋丸に会いに行くシーン。アニメ化されていないので「音声化」されたのはこれが初めて……だったんだけど、ナニコレスゴイ!!!!!超想像通り!!!!
漫画がアニメ化して、それまで脳内で読んでいたセリフとは抑揚や言葉の間の取り具合がちょっとイメージと違ったな~ってなること、たまにあるじゃないですか。(正直、私はアニメで三橋の声を初めて聞いたとき「ここまでうざったい喋り方になってしまうのか…」と思いましたし)
でもね、それがなかったの!!!阿部の怒りも焦りも嫉妬も、大橋くんがちゃんとセリフに感情を乗せてくれて、榛名さんの「あれをずっと根に持ってるのか」のくだらねー!って感じとか、「オレのせいじゃねーしーっ」のふんぞり返り方とか、「あんときオレ性格悪かったんだよ」って省みる感じとか。ほんっっっっっとうによかった!!!!ありがとう大橋くん、ありがとう神永さん!!!!
で、甲子園とか文化祭とかがあって、秋大。
これで一番衝撃だったのはシガポが実況したことかな。笑。桐青戦は監督やってたけど今回は空いてるもんね。笑。相変わらず発声と滑舌が良すぎて全部そっち持ってかれるしメガホンかわいい笑笑笑。
秋大の内容はほとんど榛名秋丸が主役。原作通りね。パンフのひぐちさんコメントに「榛名編」って書いてあったし、当然そのつもりでしょう。
正直言うと、原作より試合にのめりこめた気がする。それは秋丸役のおかげでもあり、今回のダブルヘッダー公演という戦略の賜物でもある。
本当にやる気ない感じ出てたもん、初期の秋丸。それが変わっていく変化がすごく面白いし、ぐっと引き込まれた。
秋丸が心情独白で声を荒げたとき、胸倉をつかまれた気分だった。
あとは単純に、試合のラストを表現するにあたって、漫画よりもアニメよりも演劇が一番ベストな媒体だったと思う。
それから本誌を読んでいるとこの武蔵野戦が一番「阿部と三橋がちゃんとバッテリーしてる」っていうか……。いや、私は阿部と三橋の関係性には詳しくないので専門家の意見も気になるところだけど…。
秋丸が成長しようとしている傍らで、成長した阿部と三橋を見届けるという場面が多くて気持ちがよかった。
清水役も良かった。原作でも割と好きなキャラだけど。清水だけじゃなく、武蔵野の後輩勢が榛名を慕ってる感じが描かれてて良かった。漫画だと西浦贔屓は揺るがないけど、舞台だと武蔵野も応援したくなる。ずるい。
グッズや広報などの「運営」は原作ファンより俳優ファンをメインターゲットにしているけど、シナリオや舞台美術などの「制作」は原作のこととてもとても大切にしてくれている。と思います。
まとまりないけど1万字が近づいてきたのでこれで切り!
次記事は毎回恒例「キャラ別」……と思ったけど、今回あまりにも兼ね役が多いので、初めての試みですが「俳優さん別」で感想書いてみます!
【舞台】おお振り(再演・秋大編)振りステ 感想(キャスト編) - そめてそまる
巣山役の健心さんの顔?髪型?がほんと好きで。しかもブログ検索して読んだらとーーーーっても読みやすくて好感度抜群。チラシ入ってたインディゴの夜、観に行こうかなーなんて思うのでした。5月の予定次第だけどさ…。
でもひとつだけ懺悔。
14日に榛名嫁・abmh好き・9組好きの方々とご飯食べて感想言い合ってて、ぽろっと「巣山役の人が西広やってくれたらいいのに〜」って言っちゃったんだけど、健心さんよくよく見たら全然西広じゃなかったわ。イケメンだけど西広じゃないね。
やっぱ顔だけで言ったら絶対亀井さんなんだよな…やっぱ。やっぱり。
性格は真逆なのにな…。役と俳優が同一視されないのはある意味安心だが。
ももクロのあーりんが顔も仕草も声もかわいくて完璧!!って思うけどブログ読んでるとれにちゃん一択なんだよなーーーって紫おっかけしてたのと同じだね。(ちょっと違う)