こちらは俳優さん別感想!
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【舞台】おお振り(再演・秋大編)振りステ 感想(全体編) - そめてそまる
全体感想の方でも注意書きしたけど、新キャストと旧キャストがいるキャラについて比較するような書き方もしますので見たくない人は見ないでくださいね。
もう昔と違って「三次元」に慣れてきてしまっているのであまり長々とは書かない予定です。
過去2回とも他校のこと簡単にまとめちゃってたけど、今回は他校もがっつり書きます!
いちおー過去2回のキャラ別記事
【舞台】おお振り(夏大編)舞台 感想(キャラ編) - そめてそまる
記事畳みます~。
・西銘くん
愛すべき愛されキャラ。愛。
終演後のコメント毎回面白かった。
この人のアドリブは万人受けするボケなので安心して楽しめる。多田さんもそうだったな。三橋が絶対しないようなボケを三橋を憑依させたままやるから面白いし受け入れられるんだろうな。
朝ごはん選ぶときの日替わり小ネタがすごくツボでした。夏大編のヘドバンも。角材ワインドアップの言い訳も。
・大橋くん
あなたの阿部隆也が大好きだよ!!!!!!!
顔も演技も性格も解釈違いが一切ないって本当にすごいこと。いろいろ比較されて、不遇なこともあって、というバックグラウンドを思うと、一番応援したい役者さんです。
自分は自分の阿部隆也を演じるって信条を感じる。猪野さんを模倣しないで、原作を突き詰めているのが爆撃評価ポイント。
猪野さんと比較されてしまってアドリブが少ないとか笑いを取れないとかって言葉もあるかもしれないけど、今回の再演、猪野さんとは違う部分でちゃんと笑いを取りに来ていて、そういう姿勢もすごく好きです。
・安理さん
再演の一番最初。三橋の「見るだけ、見るだけ…」で、後ろから三橋の肩をポンと叩くシーン。
久住さんは《自分の番が来たから胸張ってトコトコと”入場”して、三橋の後ろに立ち止まって肩ポン!》という印象だった。
安理さんは《新しい部員が来ないかとグラウンドの周りをうろうろしていたら三橋を見つけて、ん?もしかして…やった!と思って意気揚々と肩ポン!》という感じ!!
たった2,3秒の演技だけど、こんなに違うんだ…!って思った。
初演時、別に久住さんの行動にそれほど違和感を持つことはなかったけれど、比較してしまうとこんなにも違うんだ、って思ってしまった。
それ以外の場面も「ああ、久住さんとは演技力が全然違う…!!」と思わされる。2時間通してこの感想に尽きます。
・白又さん
いやこれは……初演時感想でも夏大感想でもまったく同じこと書いてるけど、ほんとに花井として違和感ないので、書くことが思いつきません。
ホームラン打って胴上げの後は全部で何パターンあったのかわからないけど、「おかあさーーーん!!」「父母会のみなさーーん!!」が、花井のキャラ設定も程よく活用できてて良かった。笑。
すごいよなあ……顔も声も演技力も身長もなんもかんもここまで花井にピッタリなんて。おお振りに携わってくれて本当にありがとうございますだよ。
・大野さん
来てくれてありがとう!!!!!という気持ち。田島については全体まとめ感想の方でほとんど書いたけど…。
一色田島で初演を見たい!と今でも思っているけど、大野田島で夏大編も見たい!!どっちも見たい!!マジで喋り方下野紘にそっくりじゃなかった???声質というより、喋り方が。アニメ研究してきた感じした。
秋大編だと田島の出番は試合より日常パートの方が多かったから、大野さんで大正解だったと思います!!!!!
「4番は4番でやりたいことがあんだよーっ!」がビビビビッときた。うおおお下野紘の田島だぁああって。
私個人のランキングとしては、
桐青戦部門 優勝:納谷さん
美丞戦部門 優勝:一色さん
日常部門 優勝:大野さん
って感じです。にっこり。小学校の演劇みたいに田島役が同時に3人いてもいいんじゃないか。
美丞戦部門が一色さん優勝の理由は夏大編記事に書いてあるのでよかったら読んでね。
・安川さん
日常パートが多かったから結構出番増えたかな?よきよき。
相変わらずイケボですね。「ホームランの後だと説得力が違うね」が色気ありすぎて別の説得力を感じるわ。
でも西浦以外の役になったとたん見分けられなくてごめんなさい…。ARCにいたのね…てっきり武蔵野にいたように見えてた…整った顔の人が多いから全員安川さんに見える病気。
・竹鼻さん
おかえりなさーい!竹鼻さん…安心感がダンチです…。
栄口ってどちらかといえば二次創作だと常識人&ツッコミに回りがちだけど竹鼻さんの栄口は天然ボケかわいい。
目標言い切った後の水谷「終わった?」栄口「うん!」(満足感&達成感)がめちゃくちゃかわいかったよ!!!それからラストに巣山におんぶされてるのかわいくてタマラン。
弟一人で待たせてるから~の「ピャッ」もかわいいし、田島に「離せよッ」や「泣くなよ!」ってボケられたときの反応、「そうなんだ…」の間の取り方、すべてがお上手。舞台役者さんなんだなぁ。前キャラメルボックスだったよね?今どこに在籍してるのかわからないけど応援したい俳優さんだねぇ。
あ、エロ話のときの妄想の内容が「オイルを塗ってもらう」まで進化してたのすごくよかったです。笑。栄口、受け身。笑。
・湯本さん
武蔵野3役もやってたんだね……ヘルメットしてないから水谷にしか見えなくて3役とも水谷でした。笑。
武蔵野戦の「やってきましたオレの見せ場」みたいなシーン、巻末予告で「ライスなバッティングを見せてやれー」みたいな煽りされてたやつだよね、別に面白いわけではないのに笑ってしまう。笑。でも周りの人もみんな笑ってたから同じだったのかな?
原作に忠実だしある程度何しても許されるキャラだし湯本さん自体愛されキャラだしで解釈違い無さ過ぎて語るところがない。水谷好きな人は幸せだー。
・嘉惟人くん
すーーーきーーーーすーーーぎーーーるーーーーー!!夏大編から好きだったけど!!夏大編は西広にワーキャー言いすぎて語りつくせなくてすみません!!
嘉惟人くんの沖で初演やってもらえてすごく嬉しい嬉しい嬉しい。
もーー何が好きって全部好きよ。沖のことめちゃくちゃ研究して演じてくれてるならそれも嬉しいし、特に研究ナシの素の演技でこの完成度なら嘉惟人くんという俳優さんが沖に近すぎるから一生ついていきたい。白又花井や湯本水谷と同じレベルの完成度なんですよね…ありがたいことに…。ダンスかっこよすぎて鼻血出るかと思った。
あと!!武蔵野戦だったかな?
3塁田島が1塁沖に送球したときの大股開いてキャッチ!!のファーストの魅力最大放出!!!!本当にありがとうございます!!!!!!!!
・健心さん
14日、再演。座席は前から2列目という特等席。
入部シーンで水色のカーディガン着た西広と、クリーム色のカーディガン着た巣山が出てきた瞬間、「うっっっ!!?!?」と眩暈がしました。
って、西広に人生捧げた私が揺らぎましたね。はい。
西広とは全然顔のつくり違うけど、今思えば人生初のひとめぼれだったのかもしれません……。後からパンフ見て「よくよく見てみても、別にそれほど好みな部類ってわけでもないけど…なんでこんなにときめくんだろう…(トゥンク)」
まぁでも、亀井くんが塩だとしたら健心さんは岩塩って感じじゃないですか。(?)(塩顔とかしょうゆ顔とかではなく…)
千秋楽のキャストコメントも理知的でよかったです。絶賛好きです。
・亀井さん
「西広役」として見なければ、めちゃくちゃ好きな顔だし(だって西広似だから…)、演技は上手、ダンスもかっこいい、声もイケボで聞き取りやすい、と、最高of最高なんです。本当です。
毎度のことながら実況は亀井くんの番が来るとワクワクするし、声にときめくし。ARC5番7番はとっっってもかっこよかった。スライディングも、バッティングも、バッターボックス立つ前にチームメイトからヒントをもらって「おっけ」みたいな頷きを返すのも、点入れてベンチ帰って喜ぶ顔も。
西広は試合に出ないから、「亀井さん」が試合で活躍できるARC兼役やれてて良かった。
阿部がすげー走るから見とけよって言うから観客みんな亀井くんに注目するし、榛名の球ボカスカ打って塁に出るし、ARC魂発揮しちゃうし()、2度も3度もホームベース踏んで点入れる役目だし。
そりゃ演じてて楽しいのはARCの方なんだろうな~とも思う。西広役のときよりARCのときの方が出番と見せ場多いもん。(西広に見せ場がない…笑)
「亀井さん本人」としてARC役を見ている分には「あぁ~~~~かっこいい~~~~~」って、私も立派な俳優ファンの目線になってた。
本当にただ1点、初演時の西広は初心者じゃなくなったね、というだけ。
・澤田さん
2018年初演時、「あんな暴力的なの篠岡じゃない!!」って批判がけっこうあった気がする。私はそれを「浜田の役目も担っているから仕方ない」と受け止めたけど。
今回、暴力的要素は全部取っ払われてましたね。篠岡としてやっていることはそんなに変わらなかったように見えたけど、花井くんクジ運悪すぎ~の部分を変えただけでこんなにもすっきり収まるもんなんだなぁ。
小ネタが全体的に面白かったです。桐青の打者解析のところ。朝ごはんのところ。喫茶店の名前。篠岡と三橋がどっちもボケをやるとこんなにもかわいい♡(それに混ざることができない大橋阿部も最高にかわいい)
試合後の「ゲーーーム!!」がかっこよかったです。
・筒井さん
もうほんとこの人すごい(涙)
栄養素勉強の場面は感動しかなかった…よくあれをあんな早口で噛まずに言えるよ…。
阿部の怪我の容態を話すシーンで泉「秋大出られないってこと?」シガポ「話は最後まで聞けよ」(イケボ)RPGの重要キャラみたいでこのセリフ面白かった笑笑。
選手としても出てたの3回目観て気付いたの、気付いたとき自分の目を疑った。笑。
あとはー、再演の「君たちと青春ライン走ってたら思い出しちゃった」のくだりめっちゃ笑った…。千秋楽のキャストコメントも大爆笑だったし、なんでこんなに万能なんだこの人は…。何者…。
あ、あと!桐青監督マイルドになっててよかったです!!
・神永さん
ほんと榛名役やってくれてありがとうーーーー!!!!!!素晴らしい演技力!!!!素晴らしいコメント力!!!!!大人の対応できる人だいすき笑。
秋大編が素晴らしかったって言えるのは神永さんのおかげでしょう。榛名中心になっちゃう武蔵野というチームに説得力を与えられる人物。神永さん。武蔵野編がいかに素晴らしかったかは全体まとめの方に書いたから重複しちゃうけど…、「オレが一人で点取られて~」のところ、原作の方じゃ私全然泣いてないからね……!!!武蔵野にこんなに感情移入したの初めてです。新しいおお振りの魅力を教えてくれてありがとうございます。
・佐伯さん
秋丸というキャラを私があまり勉強できていないから、感想という感想は書けないけど…。こんなに面白いキャラだったんだ!!!という。
秋大編が秋丸成長物語であることはさすがに原作読めばわかるけど、「秋丸成長物語」がここまで面白いものだと気づくほど読み込めてなかった。と、反省。このあたりはほんと「コマのすみっこに西広が映りこんでいないか?」「これ三塁側だからこの豆粒はもしやコーチャーしてる西広だろうか?」って視点でばっか試合読んでたからなぁ…。
「はいは~い」「やー、骨の髄までわかってるつもりですけど~」って気の抜けた返事が秋丸らしさあってすごくよかった。やる気がないときの秋丸と、清水に2番取られるのはやだなって秋丸と、榛名とサイン交換できてるときの秋丸、同じ佐伯さんが演じてるのに全然迫真さが違って、「演じる」っていう点が素晴らしかったなと思います。
・島野さん
初演から安定しているカグヤン…。花井、水谷に並んで原作との乖離がゼロだもんで「全部よかった」の一言で終わってしまう…。
千秋楽で西銘くんが「次があるなら」と言ったから、次をやるなら千朶?甲子園合宿?崎玉再戦?なんて考えたけど、次「春日部編」とかになって島野さんメインにするの全然アリだと思える。それくらい「振りステ」の功労者だなと。
「自分に夢、見てるか」の声が泣きそうになって枯れてるのがすごく心に沁みました。
今、これ書いてて原作読みなおしてみたら、原作の方は案外あっさりこのシーン描かれてますね。舞台だととても感動的だった。演劇っていいな、って思いました。
原作だと感情移入する先はキャラクターだけど、演劇だと感情移入する先は役者さん。今回、私は武蔵野に感情移入ってより、島野さんや神永さんや永岡さんに感情移入したんだ。きっとそう。
・越智さん
初めて名前知りましたごめんなさい…。新参キャストは西浦しかチェックしてなくて、高瀬役以外だと全然把握できず終えませんで、すみません。
でも前キャストさんと比較してすごく満足感のある高瀬でした。
桐青戦終わった後カズさんに「すいませんでした」をか細く繰り返すシーン、「本当に演技なの?」って疑うくらい「自然」で、末恐ろしかったです。良い言葉が出てこないけど、カズさんとの抱擁がとても美しかった。
・永岡さん
カズさんはどうしても初演と夏大編のカズさんの印象が強くて、最初HPの画像見たときは桐青の3人並んでて「全員高瀬に見える…」って感じだったんですけど(ごめんなさい)、実際に演技しているところを見てると、舞台上がわちゃわちゃしてる中でも永岡さんはすぐわかるようになりました。
なんかね、経験値が違うっていうか。「キャプテンとしての貫禄のオーラ」をまとってるというか。すぐカズさんとして馴染んだし、大河はすごく板についてた。どっちがメイン役かわからないくらい。不思議なんだけど、言葉の重みが違ったの。カズさんのときも、大河のときも。
三星は………オレはエスカレーター組じゃなから!って言ってた人が永岡さん?(どうだろう?わからない…)あそこよくわからん外部の人連れてくるネタがなんだったのかいまだによくわからなくて真意を聞きたい笑。よくわからなくて逆に面白くて笑ってたけど。
あ、あと、武蔵野戦!秋丸に「オレまで回せ、自分で工夫して」って言われるの、永岡さんだよね?あそこの「先輩の見せ場作りますよ~~いいとこ見せてくださいっ」のセリフすごい好きだ笑。
・松本さん
再び慎吾さん!スマート慎吾さん。慎吾さん!慎吾さん!
慎吾さん!だけどここでは太田川のことを語ります!
14日の夜おともだちと「あした秋大編どうなるだろうね」って話をしてるときにARCの衣装があるって聞いて、ARCやるの!?太田川どうなるの!?って内心ドキドキしてたんです。
演技が本当に素晴らしかった~~~!!(ここに拍手の絵文字を連発したい気持ち)
なんかめっっっちゃイケメンな太田川だったけど!!笑、投球フォームかっこよかったし!!キャラを大切にしてた!!
ヨシ先輩との絡みは怖い先輩を慕う後輩、塩入との絡みは1年生同士キャッキャする高校生、でもマウンドでは強豪校のピッチャー。そのギャップもすごく愛しく感じたし、慎吾さんもやってる身で、「強豪校の3年生」と「強豪校の1年生」を演技分けしているのが見事だと思いました!
って長々と通っぽく書いたけど、「慎吾さんと太田川を演じ分けるの神か」の一言に尽きる。
・西川さん
ごめん、叶くんじゃなくて清水のこと中心で。
清水ね、誰がやってるんだろう~~~ってずっと気になってたんです。で、千秋楽後にパンフ確認して、「叶かぁ~~~~~!!!!」と膝を打った。
清水良いキャラしてた!原作でも良いキャラしてるけど。てか清水だけじゃないけど、武蔵野1年生たちが榛名さんを慕ってる感じメチャメチャ出てて、それがなによりよかった。
・鶏冠井さん
織田役と青木役と町田先輩役ってなかなか。
三星戦の「おーちーつーけっ」って、私が観た再演2回とも無言だったんだけど、他公演どうだったんだろ。あそこ無言に変える理由特にないよね…。
なんか全体的に今回の織田と叶はおとなしかったです。別にいいんだけど、アドリブとか一切排除して、淡々と進める感じでした。前回は真修くんがアドリブ好きだったのかな?
三星がやったアドリブって永岡さんの変な人連れてくるやつくらい?おちつけも深く握っていいかも何もなかったもんね。
・吉田さん
三星戦では悪役だったり、ARCでは怖い先輩だったり、桐青では開脚王子だったり、武蔵野ではお調子者の後輩だったり…。
ヨシ先輩がハマり役でした!ARCと太田川のことを一番考えてくれてる、怖いけど慕われる先輩。畠が悪役的な役割だったので、ヨシ先輩よかったなーって。ちゃんと愛情を感じる演技だったの、ほんと俳優さんってすごいなぁ。
再演の桐青戦、「阿部が怪我すると思った?オレがホームっつったらホームだ!」のシーン、本来ならカズさんがホームに滑り込むところ、なぜか走者が本山に入れ替わってて、それも体形の問題なのかなぁって思ったりしてて。(もっと別の事情があるのかもしれないけど)(そしてもしかしたら私の見間違いかもしれないのだけど)
こう、悪役としての質、怖い先輩としての質、原作再現性の質、などなど、「おお振り」としての完成度を求めれば求めるほど吉田さんに圧し掛かるなぁ…と心苦しかった。ので、最後の最後に、武蔵野1年生でわちゃわちゃしてる姿を見て、ああ、吉田さんやっと笑顔になれる役になれた、楽しんでくれてるかなぁ、なんて思ったりしました。完全に私の独りよがりなんですけど。
畠とかヨシさんとかを経た後で「あいらぶゆーーー!」をしてくる小池というキャラクターが愛おしくてたまらなかったです。
以上!
書き忘れを思い出したら後で付け足します!
長々とは書かないつもりがすごい長々になっちった。