MOTHER2 初見プレイ 感想

SwitchでMOTHER2が遊べるようになったので、初見プレイしました。

MOTHER2に関する知識はこんくらい。

  • スマブラのネスが主人公のゲーム
  • ほぼ日の人がシナリオ書いた
  • どせいさんでシールドが割れる
  • フライングマンが死ぬと墓が増える
  • スマブラのステージに抜擢されるくらい薬局が重要施設
  • PKスターストームが強い
  • えんぴつロケットも強い
  • とにかくゲームとしての世間的評価が高い

まあ基本知識はスマブラから得てる感じです。スマブラやってなかったらMOTHER2やろうとも思ってない。

 

一応、攻略を調べることは禁止した。ゲーム内のヒント屋も使ってない。

その代わり、MOTHER2履修済みのスマブラ仲間たちからヒントを得たりほどよくネタバレをくらったりはした。

 

念のため書いとくけど、このブログではネタバレがすごいのでこれからプレイ予定の人は絶対に読まない方がいい。「初見プレイ」の価値を大事にしてほしい。

 

 

◆命名

スマブラ仲間たちから名前を拝借した。ネスに自分の名前をつけようとしたら思った以上にキャラが多くてw

というわけでネス以外のデフォルトネームに馴染みがないので、申し訳ないがこのブログでは下記で呼ぶ。だれにも配慮しない。

ネス:N

おんなのこ:C

おとこのこ1:Z

おとこのこ2:A

飼ってる犬:B

かっこいいと思うもの:キングドラ

好きな食べ物:蕎麦

 

◆オネット

隕石が落ちる音で目が覚めてプレイ開始。操作もご近所問題もよくわからんまま、犬のBを仲間にして外の様子を見にいく。

イヌとヘビとカラスに苦労しつつ、蕎麦を食べて回復しつつ、画面から途切れたら敵の配置が変わることを学習しつつ、隕石の元へ辿り着くと、いきなりBが「もうこんな怖いことしたくないワン」とか言って戦線離脱。さらによくわからんまま仲間になった蚊?が秒で死ぬ。

 

Bが離脱したのでひとりでオネット市街へ。地図はもらったが、市役所が見つけられず既に若干詰みかける。いや、なんかさ、NPCが「市役所は東だよ」って言うから、オネットの東側を探してたんだよ。そしたらそのNPCの位置から見て東側にあるってだけでマップ的にはオネットの中心にあったという。

ゲームセンター周辺のゴロツキたちがどんなに工夫しても遠くから駆けつけてきて(あるいは戦闘中に仲間を呼んだりして)複数人戦闘にしてくるもんで全ッッ然勝てない。ゲームセンターに入ることすら叶わない。ここで挫折しかけて3日くらい放置してスマブラに戻るなどしていた。

困り果てて、ひとりじゃ無理だ!!B!!ついてきてくれ!!と縋る思いで実家に帰るが、B「もうどこにも行きたくない。わがままな犬と呼ばれてもいい」と固辞しやがる。こんな犬に名前を当てて本当にごめんねB…という気持ち。

結局ゲームオーバーを繰り返し繰り返しPKキングドラと回復アイテムを使いこなせるようになってなんとか突破した。フランク戦よりゲームセンターに入る前の雑魚戦に苦労した。ジャイアントステップの音を回収して次の街を目指す。

正直このあたりまでは、「私これクリアできるだろうか…」と不安な気持ちを抱きながらプレイしていた。

 

◆ツーソン

あるくキノコの効果がスマブラまんまで感動する。あなぬけねずみの「丈夫な子なのでグッズ扱いして結構です」にツボる。いちいち看板に書いてある内容がおもしろくてチェーック!してしまう。シナリオライターの手のひらで踊らされている……。

誘拐されたCを助けるためにすったもんだあり、オレンジキッドに無駄金を払い、たこけしマシンとかいうニッチすぎる発明品に震え笑いが止まらないまま、せっせとレベル上げをしてハッピーハッピー村へ。

ここ、頭おかしすぎておもしろかった。みんなもそうだと思うけど、言葉回しが絶妙に天才すぎてこのあたりでもうだいぶMOTHER2大好きになってた。

「村の発展のために募金を」って言ってくる女、拒否ったら「付きまとうぞ」って言って本当に付きまとってくるの、これスーファミの時代ってすごくない?w神ゲー。まじでここで神ゲー認定した。

あとこれは全然関係ない余談なんだけど、「あ、Nおにいちゃん?わたしよトレーシーよ。エスカルゴ運送でアルバイトしてるの。どんなご用件でしょうか?」の声に出して読んだときの音の並びの響きが個人的になんかすごい耳馴染みが良くて暗記してしまった。なんでかはわからん。短歌とか都々逸みたいな音のつながりとリズムを感じる。感じるだけ。

 

で、テレパシーで助けを求めてきていたCと初対面。C「あなたが来てくれなかったらわたし…泣き出しちゃうところだった」え???かわいい。。。。「泣き出しちゃう」って……かわいいじゃん……「泣いちゃう」じゃなくて「泣き出しちゃう」ってところが健気でイイ……。うんうん、がんばって堪えてたんだね、もう大丈夫だよ、泣いていいよ…って気持ち…。

仲間になるとC「わたしちょっと危ない超能力も使えるのよ」。なにこの娘かわいい。サイコーです。好き。

というわけでCの無事を早くご家族に伝えてあげたい一心で真っ直ぐツーソンへ戻る。リリパットステップを完全スルー。

 

◆スリーク

なんやかんやあってゾンビに捕まり、Cがまだ見ぬ仲間Zにテレパシーを送る。……Cのときから思っていたけど、こいつらって全然友達でも知り合いでも顔見知りでもなんでもない、完全初対面の他人同士なんだな!!??

テレパシーを受信し、遠くの地にいるZを操作することに。学校の寮みたいなところで学友のトニーに助けられて旅に出るZ。……MOTHER2プレイ前は、4人は幼馴染とか大親友とかで、とにかく強い絆で結ばれてる仲間だと思っていたが…どっちかというとZとトニーの絆の方が強く固いのでは……?(察し)

そして、オネットもツーソンもスリークもなかなかに治安の悪い街だったのでw、ウィンターズの寮生の優等生っぷり、都会の喧騒から離れた田舎の空気感が、もうめちゃくちゃほんわかした。タス湖の人たちもみんな優しいし。ダンジョンおとこの作るダンジョンもほっこりする易しさで。正直一生ウィンターズに居たかった。心の休息を得た。

で、アンドーナツ博士と会って、飛行船?に乗ってNとCの待つスリークへ!

NCと合流したZ「説明はいらないよ。君たちに呼ばれて来たんだ。力は弱いし極度の近視で怖がりだけど仲間に入れてくれるかな?」あ~~~こういう良い回しをする頭脳系キャラは性癖です困ります。

そして脱出にリサイクルされる「ちょっとカギマシン」。この動線天才か?ってなった。だってそれ以外がすごい雑だから…笑。(たこけしマシンとかゾンビホイホイとか)

 

スリークに蔓延るゾンビを倒すため、ハエミツを手に入れる。このときハエミツについての情報をくれたNPCは言いました。「ゾンビの親分はハエミツを舐めてるから強いらしい」と。重要なので赤字で書きました。要約すると「ゾンビの親分はハエミツを舐めると強くなる」的なことを言ってました。重要なので2回赤字で書きました。

 

◆サターンバレー

墓地を抜けて満身創痍で進んでいくと……ついにどせいさんの村に到着!!!!!かわいい!!!!めちゃくちゃにかわいい!!!!!癒し!!!コログみある!!!!!けなげで何考えてるかわからないあたりコログみある!!!!そりゃ私が好きになるに決まってる!!!!!

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わたしの旅パです。

 

サターンバレーとグレープフルーツの滝を行き来するたびに必ず「あれ」という名前の雑魚敵と戦わないといけないのが地味にストレス。でも「あれは羽を広げて飛びかかってきた!」「Cには効果がなかった!」って展開がわりと多くて毎回Cちゃん頼もしいなぁ…ってなってた。笑。

それにしても「羽を広げて飛びかかる」ってフレーズだけでこんな怖気が走るんだからコピーライターってほんとすごいですね……。

 

滝の裏のダンジョンに進み、ゲップー戦。

さて、問題はここからです。

勝てない。どうやっても勝てない。何回やっても何回やってもゲップー様が倒せないよあの臭い息何回やっても避けれないヒーリングで治したところで次のターンでまたゲップPKフリーズ連打も試してみたけど無限に仲間を呼ばれて意味がない。

でも一応、ちゃんと、私も考えてやっていますから、何回かゲームオーバーを繰り返したところで、ふと思うのです。

「そういやハエミツ………どう使う?」

考えられるシナリオはふたつありました。

①ゲップーに話しかけると戦闘が始まるので、話しかける前に「ハエミツを使う」コマンドをする。

もしかしたらゲップー「ハエミツを持ってきてくれたのか!ありがとう!オマエ良い奴だな!」で戦闘にならずに平和的解決ができるかもしれない。(実行→そんなわけなかった。)

②戦闘中にハエミツを使う。

え……でも……冷静になってよく思い出してみてよ……「ゲップーはハエミツを舐めると強くなる」んだよ……?ハエミツ舐めてなくてもこんなに強いのに、これ以上強くなったら困るじゃん……。

 

というわけでハエミツを使わずに2時間ぶっ通しでゲップーと戦い続けた。2時間あのゲップの音を聞き続けた。まじで労わってほしい。リアルに気持ち悪くなったもん。その日は土曜日で、夕方から飲みに行く予定があって、餃子を食べに行った。リアルに胃もたれした。ゲップー様のことを思い出してリアルに気持ち悪くなった。汚い。

この一連の話をスマブラ仲間にしたら「とりあえずハエミツ使ってみたら」と提案された。秒で倒した。マジで納得いかなくて、あのヒントをくれたNPCに文句を言いに行った。そしたら「おれの情報役に立っただろ?あ、おれのこと軽蔑してる!」って。

あったりめーだろ!!!!!!一生許さないからな!!!!!!!

私のMOTHER2最大の山場はここでした。

 

◆砂漠

ミルキーウェルの音回収後、砂漠を経由して一旦フォーサイドへ。

フォーサイドはスマブラのステージだと夜でUFOが着陸する場所という認識だったので「なんかイメージと違う街だな…」という感想。ダイナソー博物館の入り方がわからなくて(入口でつっかえて入れなかった?)ダイナソー博物館には関わらないままストーリーを進める。トンズラたちがまた借金してた。埋蔵金発掘しなきゃいけないらしい。どこで?砂漠?

というわけで埋蔵金を探さなきゃいけないということはわかったんだけど、発掘現場をなかなか見つけられず、砂漠2周くらいした。目的地を見つけるのが苦手すぎる。なぜ。

発掘現場ダンジョンはサクサクと。2匹目のモグラが「おれが本物の3番目だ」って言いだしたあたりから楽しくなっちゃった。そんでダンジョン攻略後にバスに乗ってフォーサイドまで向かったら、発掘隊がまさかの重機でバスを追いかけてきて、その光景がなんかシュールすぎてswitch持ったまま一人でヒャヒャヒャって笑ってた。

 

◆フォーサイド

トンズラたちを解放したらデパートが停電してCが誘拐された。正直ここまでの旅路、CのPSIありきの戦い方だったんでCのいない戦闘はなかなかに苦労した。

が、ゲップーを乗り越えた私は強い。Zのねばねばマシンとチューチューマシンが大活躍した。デパートを乗っ取った宇宙人はZのえんぴつロケット5で瞬殺だった。

ムーンサイドはハッピーハッピー村とは違う意味で頭おかしくて恐怖。よくもまあこんな視覚的にも情緒的にも意味わからん世界を思いつくよな。

グッドバイ!でどこにワープするか全然把握ができなくて半日くらい迷子してた。でも雑魚敵がそんなに強くないわりに経験値多くて助かった。ざくざくレベル上げさせてもらってマニマニの悪魔も苦労せず破壊。

あと「おまえらを病院送りにしてやる!」でバトル始まるかと思ったら普通に病院ワープしてくれたの親切すぎてフフッてなった。

で、いちご豆腐のためにサルの洞窟へ。いわゆるおつかいクエストをこなす。ムジュラでギブドにむしやらさかなやら牛乳やらお届けする回あったよね。とれたてぴちぴちおいてけ~。(それだけ覚えてる)

 

C救出後、スリークの墓地に戻る。

推しキャラの頭脳派Zが活躍する。

「壊れてると言っても大したことないな」

「アンドーナツ博士がいなかったら、ぼく1人でなんとかするしかないな」

うわっっっっ何このセリフ。好き。清書して壁に貼りたい。ぼく1人でなんとかする未来が見たかった………アンドーナツ博士消滅の世界線………。

 

◆サマーズ

レイニーサークルの音を回収してサマーズへ。なんかこのへんするする~っとシナリオが進んでしまってあんまり思い出がない……。

ひとつ、めちゃくちゃ大笑いしたのがストイッククラブの「えっ!?君たち資本主義の最終イメージすら想像せずに生きてるわけ!?」おもしろすぎるwwwwこの煽り文句、今後の人生で使っていきたい。

ヒエログリフの博物館で「ダイナソー博物館が~~」って話をされて、あ、やっぱダイナソー博物館になんとかして入らなきゃいけなかったんだな…と感付く。

それから突然トニーから電話が来て「今コントローラーを動かしてる人の名前」を聞かれたとき、やはり私は天才だと思った。キャラクターたちの名前を自分の名前にせず、スマブラ仲間にしたこと。すべてはこのためだったのだ。もはや才能。

このへん本当に流れるように進んじゃってあまり覚えてないな。怪しいケーキを食べたら気を失って、よくわからないままランマの国の話に飛んだ。

 

◆ランマ

突然の展開すぎて今コントローラーを動かしてる人の頭がついていかないw

まず笑ったのがAが王子様だったこと。キャラデザが修行僧的なイメージだったので……真逆すぎた。王子様なのか……でも君、スマブラSPのスピリットボードだったら絶対リュウに憑依する見た目じゃん……。(調べてみたらやっぱりリュウだった)見た目はリュウで中身はマルスなんだね。って思いながら話を進めてみてわかったことだけど、そこまでマルスでもなかった。別にいいんだけど。

無の修行を始めるたびに「中止です!」って呼びに来る女がいて3回くらいイッスーチー師匠の元に駆け付けたわ。だってわざわざ「本当です」って念押ししてくるんだもん。3回目でようやく理解して他人を信じられなくなったから足を切られても視覚を奪われても平気になった。

 

修行を終え、プレイヤーそっちのけで話が進み、テレポーテーションでランマを発つA。突然サマーズのNたちのもとに飛んできて「おれの名前はA。君たちとともに戦う。おれはNのしもべだ!」と言い放つ。CとZが仲間になったときもわりと赤の他人感すごかったけどAは特にすごい。

ヒエログリフを読んでピラミッドのダンジョンへ。

ピラミッド内でAを回復させてあげようと思ってほしにくとか結構回復量の多い食べ物を食べさせたらなぜか一桁しか回復しない。え!?!!なんで!????!ピラミッド内部ってよくない空気だか菌だかがあって病気になるらしいし、もしかしてピラミッド内は食事厳禁!???!?!!と思って、このダンジョン内での回復は常にライフアップを使っていた。N、主人公なのに回復係。

でもその後ちがうエリアでAに食べ物を与えたらやっぱり一桁しか回復しなかったからたぶんピラミッドは悪くなかった。なんなん?Aは無の修行でたべものの美味しさも忘れたってこと?

 

ピラミッド攻略後、ランマの仙人が突然現れてAを攫って行った。Aさっき仲間になったばっかなんですけど。ランマ人みんなせっかちすぎる。でも星を落とす修行をするってことはPKスターストームだろうから期待。てかPKスターストームってAの技なのか。スマブラのネスが原作再現されてるのバットとヨーヨーだけじゃん。そういやどせいさんのシールド割れるのも何由来か謎だ。

 

◆魔境

ダンジョンおとこは癒し。楽しかった。サブマリンで魔境へ。ゲップー再登場で気持ち萎え萎え。うーわハエミツはエスカルゴ運送に預けちゃってるよ。一回ゲームオーバーになっておとどけ依頼するかぁ…とか考えながらポチポチやってたら突然Aが空から舞い降りてPKスターストームでゲップーを倒したwwwなるほどこれは王子様wwww修行早いっすねwwwwおかえりwwwゲップー倒した後「待たせたな!」的な会話を挟んで合流するのかと思ったら特に何の会話もなく勝手にパーティに戻ってた。なんともビジネスライクな関係…。

紆余曲折あってルミネホールの音を回収して外に出たらいきなり縮尺がおかしくなって笑った。脳みそバグる。

そして。地底大陸の岩に話しかけて、「おまえのばしょ」を全然奪い返していないことに気付く。この時点で回収してるの、ジャイアントステップとミルキーウェルとレイニーサークルとルミネホールの4か所のみ。絶望。

8番目のおまえのばしょは最後の方がいいかなと思い、とりあえず未回収の「おまえのばしょ」の音を取りに行くことにする。

 

◆おまえのばしょはしご

ここからエンディングまで4時間くらいぶっ通しでやってました。

Cを助けて喜びのあまりスルーしたリリパットステップ。ダイナソー博物館に入らなかったためフラグが立っていなかったマグネットヒル。そういや一度もご挨拶に伺ってなかったAの地元のピンククラウド。レベル差ありすぎて戦闘はヌルゲー。強いて言うならビーナスちゃんのショーを見るところがちょっと面倒だったくらい。

で、ファイアスプリングはちょっと苦労したけどゲームオーバーにもならず突破。

 

8つの音が揃ってムービー。ここ良かった。

何が良かったって、パパのセリフ「この子もおまえに似て頑張り屋になるんだろうな」。ずっとさ……ずっとセーブのたびに「Nはママに似て頑張り屋だなぁ」って言われてきてたから………このセリフが響く……初見プレイが大人になってからでよかった……。

 

◆マジカント

出た!スマブラのステージにもあるマジカントだ!!Nがすっぽんぽんだ!!!大丈夫か!!??

余談なんですけど、MOTHER2始めたてのときにスマブラ仲間のNに「マジカントはMOTHER2のステージ?」って聞いたんですよ。そしたらN「マジカントはどこにでもあるよ」って答えたんですよ。「どこにでも」って言ったんですよ。そのとき私は「シリーズ全編で出てくるのかな」と理解したんですけど。もしかして「マジカントはみんなの心の中にあるよ」って意味だったのか??!?!!(真相は謎)

マジカントね。ここもすごく感情揺さぶる仕掛けが多くてよかった。雪だるまとか、時計とか、ゲーム内で登場しない同級生とか。これはゲームだからNたちの冒険から始まるけど、Nの人生はゲーム開始前からあって、それまではプレイヤーと同じく平凡であたりまえの日常を送ってたんだなぁ……と感傷に浸る。どせいさんのコーヒーブレイクでも似たようなメッセージあったけどさ。0〜11歳までのNのことなんか知らないはずないのに、見守ってきてたような…。

あとブンブーンの墓があって感動した。そういやそんなやついたな。

 

マジカントの奥のダンジョンはよくわからないまま突き進んだ。

邪悪な心?とのバトル後、「どうするべきかわかるんだ。次にどこに行けばいいか心の奥でわかるんだ」ってNが自分自身と会話するシーン。プレイヤーの私置いてきぼりで、「まったくわからん。なんか重要なシナリオに突入したっぽいし、マジカントの内容的にオネットに帰る展開かな」って鼻ホジしてたら、次に続いた文章。

「Nは自分の声を聞いた。サターンバレーへ!サターンバレーへ!」

この流れでどせいさんなのか!!!

 

◆最終決戦

意を決してスペーストンネルに乗り込む。どんな歪んだ空間に辿り着くんだろうかと緊張しながら進んだら、なんか普通にランマの仙人が現れて修行もなしにPKスターストームΩを会得させてくれるし、なんか普通にどせいさんがいて和んだし、なんか普通にさっき今生の別れをした博士たちも後から追いかけてきたし、この大事な場面でロボットになっちゃった。笑った。

 

ギーグ戦はいのちのつのぶえを使いまくってゲームオーバーにはならずにクリア。

ギーグの攻撃力が明らかに弱いしこっちの攻撃も手ごたえがないから、たぶん普通にダメージ与えるんじゃないんだろうなっていうのは早いうちに察した…んだけど、じゃあどうしたらいいのかはわからなくてちょっとアワアワした。

「ギーグの正体が掴めない」って言うくらいだからZの「チェック」が正解かと思うじゃん。

しばらくしたらポーキーが「助けを求めてみろよ~」って煽ってきたけど助けを求める方法がわからず。ガードし続けてみたりキャッシュカード使ってみたりしたけど不発で。

Cの「いのる」は、序盤まではわりとよく使ってて、諸刃の剣コマンドという認識のもの。運が悪いと倒した敵が復活したりするんだよこれ。だから試すか悩んだけど、でもこの最終局面だしワンチャン「おまえのばしょにいた8匹が味方として復活して全員集合☆」みたいなアツい展開になったりするかな!?って期待した。そんなわけなかった。

でも、よく考えたらそういやこの子との出会いもこれだったもんね。なるほどね。すごいね。これは「ちょっとカギマシン」をリサイクルしたとき並みの感動。このためのコマンドだったのね。いやはや。

 

◆おわかれ

力を合わせて世界を救った4人の別れのとき。

A「ランマに帰ってこの経験を役に立てるよ。じゃ!PKサヨナラ!」

最後までビジネスライクな仲間だった……。

Z「さようなら、親友たち…」

離れていても親友だよ。いいですね。だけど、これは予想ですがたぶん同人界隈ではZはトニーとの組み合わせが人気だと思います。

C「N、わたしを送っていってくれる?」

もちろんです。これいいえにしたらどうなるの!?

 

というわけでAZと別れ、Cとツーソンへ。

たぶんPKテレポートでひとっとびできるんだろうけど、このしんみり感を味わいたくて、墓地を経由して歩いて二人旅した。

でもツーソンでCとお別れしてひとりきりになったら、BGMも相まって寂しすぎて、ツーソンからオネットまでの短い距離をPKテレポートした。

…だけど、PKテレポートで到着するのはオネットの薬局の前なんだよね。

村のはずれにある家までどうしたって自分の足で歩かなきゃいけない。

この、修学旅行の後、空港まではみんなでワイワイしてたのに、先生の点呼が終わったら現地解散して、方向が同じ組の集団に別れて電車に乗って、だんだんその集団も人数が減って、最後は最寄り駅から徒歩でひとりで家まで帰らなきゃいけない、あのときの寂寥感。なんだこの情緒。やべぇ。やべぇよ。

 

そんで旅を終えて、ちょっぴり成長して、家族におかえりって言ってもらって、「冒険のアルバムを見ながら思い出話を聞かせてちょうだいね」………(スタッフロールでこれまで撮ってきた写真)ってなんだそれ~~~~~~~っっっ。

こんなシナリオを生み出せる大人になりたかった。いやもうまじで大人になってから出会ってよかったMOTHER2………ありがとうございました……。

 

 

まとめ

  • MOTHER2を高く評価してる人間の感性は信じられる
  • どせいさんかわいい
  • ぶんどき何に使うのか最後までわからなかった

 

MOTHER2 ギークの逆襲 サウンドトラック